扇風機の風の強さ、風速の体感と単位、そして測定を行う

2018年10月10日

先日購入した小型扇風機(ポータブル扇風機BLUEFEEL!)ですが、風力を4段階(超弱風、弱風、強風、超強風)に変えられます。

さて、この風力、自分の顔に当てれば、その強さは良くわかるのですが、60爺の中で、その強さはどのくらいなのだろうと疑問がわきました。そして、その強さは、何を基準に決められているのだろうとの疑問がわいたのです。

で、早々、「風力とは」でググってみました。

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風力とは

wikiでは、風力(ふうりょく、英: wind power、wind energy)とは、風の力やエネルギーのこと。

と、簡潔に説明されています。

コトバンクでは、次のように言っています。

風の強さを表すために定められた数。風の強さは風速によって毎秒何mあるいは毎時何kmのように速さで示される。

気象庁風力階級を見ると、風力、名称、風速(ノット)、風速(m/s)、陸上の状況(見分け方)が出ています。

名称を見ると、至軽風から始まって、軽風、軟風、・・・・、暴風、台風まで名づけられています。

風力13以上は、風力17の風速55.9~60.9m/sまで名称がつけられていず、陸上の状況のコメントもありません。

台風に関する陸上の状況は、「被害甚大。記録的な損害が起こる。」と記載されておりますので、それ以上の風力が起きた場合は、これをベースに考えよという意味かなと思います。


吹き流し作成

さて、それでは本題に戻って、この風力を測るものを考えてみました。

まず、わかりやすいものをということで、簡単な吹き流しみたいな物を作成してみました。

割りばしに、ビニールひもを巻きつけたものです。ビニールひもをほぐして、風を受けやすくしてみました。これなら、風を当てた時の状況が的確にわかると思います。

そして、これに扇風機から風を当てて、どう動くか試しましょう。そのために、この吹き流しを固定する必要があります。

六足ロボットを拵えたときに使用したピンバイスを使って、割りばしに穴をあけます。

以前作成した台があったので、穴をあけた部分をビスで止め、こんな形で固定しました。

扇風機の風力を吹き流しで見てみる

さて、それでは、風を当ててみましょう。

風力1では、それほどの風は来ていないようです。

風力2でも、それほどではないですね。風力3で、そこそこ吹き流しが流れる感じがします。

しかし、風力を4:最大にすると、さすがにすごい風が来ているようです。吹き流しが一斉に流れていくのがわかると思います。

思ったほど、風の違いが分かるようではないようです。ウーーーン・・。

やはり、風力がどのくらいあるのか数量的に表すとわかりやすいと思います。

風速計による測定

そこで、風力計を調べてみると、価格はピンきりですね。やはり、高価なものは数万円しますが、簡易なものは1,500円程度で手に入ります。

そこで、さっそく格安の風力計を手に入れました。

初期設定

説明書が英語で、電池の入れ方についても明確なやり方が書いてありません。電池カバーの絵がありますが、本体に見つかりません。

よくよく見たら、このオレンジ色の部分はカバーだったんですね(嫁さんが見つけてくれました!感謝です!)。すっぽりと外すことが出来ました。

そうしたら、説明書にある電池カバーの部分が明確にわかりました。

で、十円玉を使って電池カバーを外し、円型電池をセットしました。それで、MODEボタンを長押ししたら、電源オンとなりました。

そうしたら、電源オフのやり方がわからない。こちらも、騒いでいたら、嫁さんが見つけてくれました(さらに感謝!素晴らしい人だ!)。

ちなみに、MODEボタンとSETボタンを同時押しでできます。

風速測定

それでは、風速を図ってみましょう。こんな風に風を当てます。

4段階の風を当てた結果を見てみましょう!

超弱風では、2.2m/sでした。気象庁風力階級をみると、風力 2 軽風(1.6~3.3)のうち、若干弱い方に当たります。陸上の状況でいうと、「顔に風を感じる。木の葉がゆれる。」感じですね。

弱風で測定したら、2.8m/sでした。気象庁風力階級では超弱風と同じ風力ですが、同じ軽風でも強い部類に入ります。

強風になると、3.7m/sを記録しました。気象庁風力階級の 3 軟風(3.4~5.4m/s)となります。「木の葉や細い枝がたえず動く。旗がはためく。」段階に当たるようです。

軟風でも弱い部類に属します。

超強風では、4.7m/sと強風より、1.0m/s強い風となりました。

しかし、気象庁風力階級の 4 和風(5.5~7.9m/s)「砂ほこりがたち、紙片が舞う。小枝が動く。」には届きませんでした。残念!

数字にすると、こんなもんでしたが、涼をとるには十分すぎます。但し、かなり音がでかいので、通勤等では他の方に迷惑を及ぼしそうな気もします。

最後に

携帯扇風機を使っていて、その風の強さを知りたくて、安い風力計を購入して、その風の強さを図ってみました。

実際、そこその風が来ます。気象庁風力階級では、「3 軟風」までしか届きませんでしたが、個人で使用するのに、これ以上の強さは不要かと思います。

「4 和風」では、「砂ほこりがたち、紙片が舞う。小枝が動く」位ですので、他人に影響が出ても困りますから。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺