季節は春!春の期間や花、行事、まつわる言葉について調べてみた!
春について考察してみました。
Wikiの頭には、どうしようもない説明をしています。
春(はる)は、四季の1つ。冬の次、夏の前である。
あったり前のことがかいてありますね。全くその通りですが、でも、これで終わってしまうと全然面白くないですね。
三省堂の大辞林を見てみると、春の項にいくつかの説明があります。
- 四季の一。冬と夏の間の季節。 「冬が過ぎて-が来る」
- 正月。新春。 「初-」
- 勢いの盛んな時期。 「わが世の-を謳歌する」
- 青春期。思春期。性的な感情を抱き始める年ごろ。 「 -にめざめる」
- 色情。春情。 「 -をひさぐ」
始めの説明は wiki と同じです。そのほかに4つの説明が出ています。ちょっとHな意味もあるんですね。
歳時記カレンダーでは、以下のような詳しい説明が載っています。
「はる」は万物が「発(は)る」、草木の芽が「張る」、田畑を「墾(は)る」などの意からといわれる。「春」の字は形声文字で、冬のあいだ閉じ込められた草木も、「日」を受けた大地の陽気が満ちて芽を出すという意味。
春の色は青(いまでいう緑色)とされる。
春の期間は
次に、春と呼ばれる期間について考えてみました。それぞれ、微妙に食い違いがあります。
日本の年度での四半期ごとの区分
4月・5月・6月を春と定義しています。そして、この期間を英語では spring quarter といいます。
気象学
3月・4月・5月です。気象庁の予報用語では、春については、分野:季節を表わす用語、意味:3月から5月までの期間と書いてあります。
天文学
春分から夏至の前日までをいいます。ここでの「春分」「夏至」は、太陽黄経が0°、90°になった瞬間をいいますので、「春分の日」「夏至の日」ではありません。
二十四節気
二十四節気の節切りでは、立春から立夏の前日までをいいます。
旧暦
旧暦による月切りでは1月・2月・3月をいいます。
春の花
日本では梅・桜・桃が春の花の代表ですね。
そして、梅、桃、桜は、本州南部では順に2月、3月、4月に咲きますが、東北地方ではほぼ同時に咲くそうです。これらが一斉に咲くと華やかでしょうね。
うーん、60爺は、いつか東北地方の花を見に行くぞと思いました。
園芸植物では球根系のチューリップ・ヒヤシンス・アネモネなども春の花の代表と認識されています。
その他にも、ジンチョウゲ(沈丁花)があります。2月末ないし3月に花を咲かせることから、春の季語とされていますね。60爺の家の庭にも、そこそこ大きいのがありますよ。
沈丁花は、花の匂いがかなり強いです。それもそのはず、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ)のような花をつける木という意味で名づけられたからです。
春の行事
春は、別れと出会いの季節でもあります。日本では、3月卒業、4月入学、入社が一般的ですので、これに合わせて、花見などが組み合わされることもあるようです。
ざっと並んでいますが、個別に調べてもいいものがありますね。
- 花見
- 雛祭り(桃の節句)
- ホワイトデー
- 卒園式・卒業式(3月)
- 入園式・入学式・入社式(4月)
- 灌仏会(かんぶつえ)=花祭りとも 釈迦の生誕を祝う祭
- 端午の節句、こどもの日(5月)
- イースター(復活祭) キリストが三日目に復活したことを記念
- ゴールデンウィーク
- 母の日
- 父の日(6月)
60爺は、幼稚園が協会付属のため、イースター・エッグを作った覚えがあります。当時は、何のために、ゆで卵に絵を描くのかわかっていませんでした。
春の言葉
春が出てくる言葉はたくさんありますが、60爺の知っている言葉の意味を調べてみました。
春は曙(はるはあけぼの)
春は何と言っても明け方の情景が趣があって良い、といった趣旨のくだりで、古典随筆作品「枕草子」にしたためられている一文です(実用日本語表現辞典)
昔、相撲の曙が、この言葉を口にしているのを思い出しました。
春爛漫(はるらんまん)
「爛漫」とは花が咲き乱れる様子、あるいは明るく、光あふれんばかりに輝くさまです。この言葉は、春の花が咲き、光に満ち満ちた様子を表す表現として用いられます(同上)。
春が、満ち満ちて、何ともいえない気分になりませんか?
春一番
立春を過ぎて最初に吹く、昇温を伴った強い南風のことです。(三省堂 大辞林)
キャンディーズの最後の歌を思い出しますね。スーちゃんが好みでしたが、最初に亡くなったのはショックでした。
春うらら
春のうららかな様子。明るく朗らかで、のどかなさま(実用日本語表現辞典)。
春告鳥
ウグイスの異名(三省堂 大辞林)と一言しか書いていません。
ウグイスの声を聞くと、「あー、春が来たんだな」と思いませんか?しかし、60爺のところのウグイスは初夏のころまで鳴いていますね。
朧月(おぼろづき)
春の夜のほのかにかすんだ月(同上)。 この月も春の季語になっています。
60爺は、名曲「朧月夜」を口ずさみます。「菜の花畑に入日薄れ」で入っていき、「春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。」で終わる部分が好きですね。
春の海終日のたりのたり哉(はるのうみ ひねもすのたりのたりかな)
与謝野蕪村の俳句です。春の海が、うららかな春の日の下で一日中ゆったりと寄せては返し、寄せては返しする様子を詠んだものですね(Yahoo知恵袋)。
どうでしたか、春に関わる言葉はほかにもたくさんあると思いますが、60爺がぱっと考えて出てくるものを集めてみました。
思いつくことがあればコメントをください。
それぞれの季節についても纏めてみました。是非、お立ち寄りください。
ディスカッション
コメント一覧
漢詩代悲白頭翁の年年歳歳花相似たりの紹介が無いのが、残念ですね。
でも時間を掛けている事が分かります。
今後も頑張ってください。
マッキ様、コメントありがとうございます。
そこまで頭が回りませんでした。
よろしければ、追記したいと思います。
他にも何かありましたら、どんどんご指摘ください。